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2024/12/10:フリーペーパーvol.105発刊!

「自分なんて….」自己肯定感の低い子どもが増加 。考え方を変えてやる気をアップ

文部科学省は2012年12月~2015年10月をはじめ、子どもの自己肯定感の低さを問題視してきました。実際に小学校では2018年、中学校では2019年から自己肯定感を育む取り組みの導入が計画されているようです。

道徳(モラル)の授業の重要性

私が授業で受けた「道徳」の時間では、教科書に載っている日常的な生活の中で、「AくんがBくんに〜と言いました。Aくんは悲しい気持ちになりました。」という文に対して「さあ、どうして悲しくなったのかな?」と先生が質問、Aくんの立場になって考える。あるいはどうしてBくんがそんな事をしたのか….みんなで考えて、それぞれの意見を言い合うといった心を育む授業だったとおもいますそんな「道徳の時間」実は「教科化」までにはなっておらず、実際授業を受けていない人もいるのでは?しかし、現代の子どもにおいて自己肯定感の低さが問題になっているとされています。その裏には、「道徳心の低さ」つまり相手の立場になって考えることが困難な子が多くなっているのです。ネットでの情報共有やテレビ、ゲームなど一人で楽しめる事が増えたり、家庭においても核家族化、共働きなど子どもも一人で過ごすことに慣れてしまう。そういった積み重ねで誰かとコミュニケーションを取る機会も減りつつあるのも、要因としてあげられるのではないでしょうか。

https://twitter.com/owken64/status/799455208434638849

学校において問題視されているところは自己肯定感の低さが影響して、学力が落ちたり意欲や規範意識(社会ルール)が低いことも社会参画への意識が低いことを挙げられ、自己肯定的な評価も低くなることに置かれているようです。

もともと日本は自分のことを謙遜する風潮がある

自分の事、身内の事、何か褒められると「そんなことないですよ」といった感じのやり取りが多いですよね。これだけが原因ではありませんが、自分の発言や行動に自信が持てない、誰からも褒められず、褒められても素直にうけ入れられずにいたら、人間関係においても「こんなこと言って相手はどう思った?」と考え過ぎてしまい、自分の気持ちを押し殺して我慢したり、うまく本音が言えずストレスが貯まる。また行動したことが失敗に終わると「やっぱり自分は駄目だ」「しなきゃ良かった」と後悔する。そんな事の繰り返しで、自身で自身を苦しめてどんどんダメージを受け、「心の病気」にかかってしまうという結果になりかねません。

「自己肯定力」の高い子どもを育てるポイントは

「あなたが必要」「どんな事があっても愛してるよ」という気持ちでいてくれる人の存在に安心感を持ち、「存在を認めてもらう事」で自分で自分の必要性がわかるようになります。こういったなんの見返りも求めない愛の形と、誰かとの信頼関係の気づきで、自然と自分も誰かを愛して、自分の事も大切と思えるようです。

子どもの良いことに気づいたら褒める事は大事なのですが、「もっと〜してくれたら助かるな」などの言葉は裏を返せば「〜しないと嫌われる」と不安な気持ちを抱かせてしまう可能性も。また否定されたり「うちの子はダメなのよね」などの言葉は、子どもの純粋な心にトラウマを持ってしまうので避けたいところです。

愛を表すのは言葉だけでなく、いつも笑顔で過ごす、優しく語りかける、抱きしめる、などもあります。子どもの気持ちに寄り添う事でさらに満ち足りた気持ちになりゆるぎない自信を持つことができます。

次に大事なことは色々なことにチャレンジさせること。何かさせようと思ってもつい手を貸してしまいがちになりますが、子どもがチャレンジすることをそばで見守る。という事も大事です。何かに挑んで成功すれば、それは達成感につながります。その時「がんばったね。」と認めてもらえたら新しい事の意欲にもつながりますし、なによりもできないと思ってたことが出来ると大きな自信になり、自己肯定感が高まります。

自分にも他人にも「褒める」習慣を

幼少期の育て方での肯定感が高まる方法を挙げましたが、どの世代でも同じことは言えると思います。自分に自信を持つ!そのためには自分を他の誰かと比べない、自分が今できていることがベストなんだ!と思い、生き急がない事。そして誰かに褒めてもらったら素直に受け取る。欧米の方が出ている映画などでも「あなた今日も綺麗ね」「ありがとう!」というやり取りがあります。

あと、歳を重ねるにつれ「失敗」することをつい恐れてしまいます。しかし逆に、「大人になってチャレンジしてる自分って素敵」と褒めてあげ、失敗した時は「今気づく事ができて良かった」と前向きに考えていけると自己肯定力は高まっていくと思います。自分のことを好きになり、「自身が自身の理解者になってあげる」なんてことができたら良いですね。一日に一回は自分に対して「今日もがんばったね。」「お疲れ様。」と褒めてあげる習慣からはじめたいものです。また誰かの良いところに気づき褒める、一日一善するなど「誰かにちょっと幸せをプレゼントすることができた!」と思えれば、それも自己肯定力アップになるはずです。

自己肯定力の低さを見直し、考え方にちょっと変化を加えれば心も楽になるのでわないでしょうか。

via:ならいごとキッズ

http://www.sankei.com/life/news/161214/lif1612140042-n2.html

via:産経新聞

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